群雄割拠・Jリーグ風雲録

Jリーグを世界標準へ。

プロスポーツクラブが覚えておくべき事

集客方法はリーグを構成数クラブ数によって変わってくる。

 

・リーグ戦参加クラブ数が多い場合(Jリーグやプロバスケなど)

 →地元発祥の百貨店の意識で地域に細かく根ざす努力をし、強さよりも

  地元密着を優先させる。

 

・リーグ戦参加クラブ数が少ない場合(プロ野球など)

 →地元密着よりも強さ優先で、日本全土から幅広く憧れられる存在

  を目指す 

 

プロ野球も地元密着だと思う方も多いかと思いますが、プロ野球のファンはどんなチームでもファンは地元だけではなく全国にいます。全ての県にプロ野球チームがあるわけではないので地域というボーダーを取り払った全国的なチームの集合体がプロ野球であり、その戦略をとっているのです。だからプロ野球は地元密着よりも全国の野球ファンの憧れとなるための努力、すなわち強さを求めていくわけですね。その一方で全国レベルでのファン獲得が難しいのがチーム数が多いJリーグ。各都道府県に最低1つはJリーグのチームがあるような状況になりはじめていてファンの最大値は県1つ分程度。つまり強さや憧れよりも、長く地元で愛される個性を持つチーム作りが優先されます。おそらく全国区でやれるのは浦和、G大阪、鹿島、C大阪などの代表選手を揃えるチームくらいではないかと。

今のJリーグの各クラブにおける職員は、浦和などのビッククラブを除いてみんななぜか「公務員気質」。営業活動もなんとなく事務的なフローで「やらないといけないから地元もためにやる」という感じ。株式会社化している以上、営利目的で立ち上がった組織なのだから、地元のためにやるというよりも、地元に求められるチーム作りを考えた方がいい。